台風で屋根が飛んだお宅の現地調査と応急措置、葺替工事

空き家の屋根破損の応急修理の工程、ビフォー・アフターです。

空き家の屋根破損の応急修理(市川市)


現場の状況と経緯
  • 2018年4月に市川市在住のお客様から問い合わせがありまして、千葉県柏市にある、実家の屋根が飛びそうで、近隣の方から、市役所の住宅政策課を通じて、依頼者にお話がきたようです。
  • それで、依頼者の方から当社に、応急修理をお願いしますという、依頼がきました。状況を確認しましたら、柏市のご実家が長らく空家になっていたとのことです。
  • 近隣の方も基本的には皆さん、大変、親切な方でしたが、やはり、強風の時など、瓦棒屋根が一部、飛んできそうになったこともあったようで、敏感な方や不安に思って方も中にはいらっしゃいました。
  • 丁寧に対応したら、逆に申し訳ないねと大変、暖かいお言葉を頂いて、工事をやって良かったと遣り甲斐を感じました。
  • しかし、こういった「空家問題」はこれからも増えていくことでしょう。私も自分に置き換えてみたら、実家がもし空家になって、なかなか行ける場所ではなく、しかも、周りに頼める、親戚がいなかったら、どうするだろうと考えてみました。
  • やはり、かなりデリケートな問題なので、地元の工務店にはなかなか頼みづらいだろうと思います。ましてや、長らく実家を離れていて、いろんな事情があって実家の管理ができないとなったら、地域や近隣の皆さまとの交流や、コミュニケーションもとれてないわけですから、屋根が飛んでご迷惑かけてたりすると、申し訳ないという気持ちになります。なかなか顔を出しづらいだけに、かなり繊細な問題になりそうです。
  • そう考えると、できれば、工事だけでなく(丁寧に工事するのは当たり前ですが)、そういった、近隣の住民の皆さんとの折衝や対応までしてくれる業者さんに頼みたいのでないかと考えました。
  • それと、御近隣の住民の皆さんも、屋根の一部が強風の時に飛んできたり、バタバタ音がしたら不安でしょうし、気になるだろうなと思いました。


当社の提案内容
  • 築40年~50年のお宅で、屋根材桟葺きの瓦棒屋根で南西側がもう、大きな穴が空いていたため、修理するというより、飛ばないように応急処置をすることを提案しました。
  • 依頼者の方がおっしゃるには、もうあと1年~2年で処分するのと、誰も住まないので、「屋根が飛ばないこと」を特に重視して、雨漏りはしてもいいので、との依頼でした。


2階大屋根
2階大屋根

  • 2階の大屋根に、大きな穴が空いてます。こうなると、屋根からかなり雨漏りしてると考えられます。
  • 450mm~600mm間隔で垂木を墨だしして、ビス止めする位置の下に、コーキングを打設して75mm~90mmのビスで固定していきます。


工事前(屋根に穴が空いています)
工事前

工事後
工事後



2階大屋根
工事前
工事前

工事前
工事前


工事後
工事後

工事後
工事後



1階下屋根・工事後
1階下屋根・工事後1
1階下屋根・工事後2
1階下屋根・工事後3



応急修理完了
応急修理完了
屋根破損の応急修理完了

  • 最近、気候変動で突風、大雨や雹で「瓦屋根が飛んだ」、「瓦棒屋根が飛んだ」、「コロニアル、スレート屋根の棟包みが飛んだ」などがあったり、大雨の吹き降りの時に、瓦から雨漏りしてることなどがあるようです。
  • 特に5月~9月にかけて、雹で屋根の瓦が割れて、雨漏りしたりすることがあります。そんな時は、住民・施主の方も明日、明後日に雨が降るとわかっているので、事態は急を要するわけです。
  • そういった時でも臨機応変に、できるだけ早く対応できるように心がけてます。緊急時にきちんと対応・措置したら、住民の皆さん、施主様にも大変喜んで感謝して頂けます。
  • 今回は空き家のオーナー様からの直接の依頼でしたが、持ち主不明の空き家も多く、その場合は権利関係の調査や行政、近隣家屋との調整など煩雑な作業が発生します。


屋根塗装と外壁塗装を一緒にされた実例(東京都)



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