渋谷|雨漏り補修工事とドローンの前後比較写真

2019年6月に不動産会社経由で、渋谷区神宮前で雨漏りしてるビルの現場調査の依頼が来ました。
事情を聞くと前の業者で雨漏りの改修工事を行ったが、費用はかなりかかったらしいですが、雨漏りは止まらなっかたらしく、それで当社に依頼がきました。テナント様が内装にかなりお金をかけられていて、雨漏りなどしたら補償問題になりかねないということでご相談を受けました。今回は棟屋の屋根の葺き替え工事と、屋上の防水工事と外壁の雨直し工事を行うことになりました。

渋谷区_屋根工事前ドローン写真

工事前の状況:ドローンからの屋根撮影写真です。(マウスオーバーまたはダブルタップで拡大します)

 

ドローンで現場調査をさせて頂いたときに、当社は国土交通省の航空局の許可は取得してますが、念には念を入れて、最寄りの警察署に事前に連絡をいれるようにしてます。警察署によって、対応のばらつきがありますが、神宮前の管轄は原宿警察署ですので事前に連絡したところ、「ドローンを飛ばす当日ではなく、何日か前に連絡を入れて頂けますか」、と言われました。やはり、都心でビルが密集してますし、国立競技場(この時期は工事が終盤になってました)が近隣にあるので神経を使われてるのかなと思いました。それで、ドローンを飛ばす直前には、国土交通省航空局がFISS(ドローン情報基盤システム)にスマートフォンで登録してからドローンを飛ばさせて頂きました。ドローンで撮影した写真を拡大すると、棟屋の屋根の傷み具合などが明確にわかりました。防水で水のたまりやすい部分の傾向や起伏が、かなりわかりやすく確認できます。

 

渋谷区_屋根工事後ドローン写真

屋根修理工事完了のドローン写真です。(マウスオーバーまたはダブルタップで拡大します)

完了後です。棟屋は折版屋根に葺き替えを行いました。屋上は通気緩衝工法で行いました。
北側の外壁の雨直し工事をやらせて頂きました。
近隣の方にも、大変ご協力頂いてとても有難かったです。
特に、北隣のお客様にはお車の移動や足場の設置と解体の時に、大変お世話になりまして助かりました。

ドローンでの完了写真の特徴としましては、棟屋の屋根の葺き替え前と葺き替え後の比較を、かなり明確にお客様にお伝えすることができます。完了写真として現場に立って撮影した写真も確かに色味がわかりやすいのですが、どうしても局部的な撮影になるので全体のイメージがお客様にはつかみにくいのです。これをドローンで全体的な屋根の施工前と施行完了後を撮影して比較すると、お客様にも前後の違いが一目瞭然になります。

工事中に神経を使ったのが、工事期間中に台風が2回関東地方に来た時です。北側の外壁に部分足場を組んでいたので正直、一回目の台風の時も心配でしたが、2回目の台風もかなり緊張しました。夜中に心配で何度か起きてテレビで台風情報を確認したのを覚えてます。